Road to 「my club」

マイクラブ設立を目指すコーチ達へ

準備で決まる?

日々現場に立ち

 

先輩コーチにもいろいろフィードバックをもらうことができ

 

プロコーチとして、毎日成長を実感しています。

 

自分が成長するために必要なことの1つとして

 

大きくウエイトを占めると最近感じているのは

 

「準備」です。

 

準備は皆さん等しくされていると思います。

 

僕はその準備が甘々でした。

 

メニューは決めます。

 

でも

 

「そのメニューが上手くいかなかったら?」

「グラウンドのどこでメニューを行って、いつ次のメニューの準備をするのか?」

「段階的にどのような課題を与えるのか?」

「問題が発生したときにどのような対処をするのか?」

 

などなど。

 

細部まで詰めることが出来ていませんでした。

 

その結果どうなったか。

 

選手が練習に没頭出来ずに

 

間に何もしない時間が生まれたり

 

内容が簡単過ぎて飽きてしまったり

 

という現象が表れます。

 

それをなくすためには

 

もちろん現場でのコーチングも重要です。

 

いつ・何を・どのように言うのか。

 

でもそれに気を配るだけでは

 

十分とは言えません。

 

そこで重要になるのは

 

「どれくらいトレーニングの準備をしたか」

 

だと思っています。

 

レーニング進行のシュミレーションはまず初歩的な部分。

 

ここもまだスムーズとは言えませんが

 

僕が次に取り組んでいる課題は

 

「難易度の調整」

 

です。

 

上手いコーチは本当に上手いですよね。

 

即席で難易度を調節するのが。

 

例えば1対1の練習において

 

選手が飽きてきていると感じたら

 

即座に

 

「オフェンスは早く仕掛けてディフェンスも早く寄せよう」

 

というアドバイスを入れたり。

 

個々のレベルにあった課題を提供できるコーチはやはり強い。

 

僕が最近準備しているのは

 

「フェイント」

 

 

「方向転換(ターン)」

 

です。

 

これらを個々の習熟度に合わせて

 

「①クローズ」

「②セミオープン」

「③オープン」

 

で使い分けます。

 

あらかじめグループ分けをし

 

初心者に近い子達にはとにかく①で

 

フェイントや方向転換を繰り返し行い

 

それらを反復することで身体に染みこませ

 

ある程度出来る子らには

 

②で軽くディフェンスを付けて行い

 

より実戦に近づけて行く

 

フェイントや方向転換はいわば

 

サッカーを楽しむための原点。

 

僕は40年前くらいにクーバーが発売したDVDからヒントを得ました。

 

リフティングやパス練習も悪くないですが

 

子供全員がサッカーを好きになるためには

 

フェイントとターンは必要不可欠だと思っています。

 

まあこの考えは数ヶ月先になってみないと立証出来ませんが。

 

後はグループ分けも重要です。

 

習熟度で分けるだけでは多分不十分で

 

そこに

 

「集中して行える性格」

「初心者の子に寄り添える」

 

かどうかも加味する必要があります。

 

もちろん子供同士の相性も。

 

グルーピングした上で現場でどう運用するのか。

 

グループ分けすることで全体を見る難易度はさらに上がります。

 

アシスタントの方がいるので

 

上手く分担しつつ見ることになりそうですが

 

果たして上手くいくかどうか。

 

恐らくですが

 

最初の頃は行ったり来たりで

 

フィードバックすらままならないと思います。

 

あからさまに態度で

 

「飽きた」

 

を表明する子も出ると思います。

 

でも上手くオーガナイズ出来ないからと言って

 

避けては通れない道だと思っています。

 

だって試合で使えるようになれば

 

確実にサッカーが楽しくなるから。

 

ドリルにはどうしても

 

「忍耐」

 

が必要になると思っています。

 

子供たち優先で

 

「とにかくゲームをやらせる」

 

ではやっぱり成長速度は上がらない。

 

コーチが失敗を恐れずにチャレンジを続けていれば

 

きっと子供達も徐々に分かってくると思います。

 

その

 

「分かってきた瞬間」

 

さえコーチが見逃さなければ。

 

しっかりと準備をして

 

次の練習に臨もうと思います。