Road to 「my club」

マイクラブ設立を目指すコーチ達へ

本日の学び:自分の教育的観念を浸透させる

教育的観念。

 

難しい。

 

ようは自分が持つ教育的な考え方。

 

ものの見方。

 

をしっかり子供に伝えること。

 

これまでの僕はそれを避けてきました。

 

なぜなら

 

自分に大した人生経験がないから。

 

しかも明らかに上から目線じゃないですか。

 

横の関係だったら

 

間違いなく生まれない言葉です。

 

でもそれって言い訳にしかならなくて。

 

たとえ薄っぺらい人生経験だとしても

 

子供たちよりは生きている時間は長いわけで

 

立場的にも

 

子供たちを教育するのも大人の役目であり

 

人間教育するのも

 

コーチの役目です。

 

だから苦手だろうと

 

果敢に挑戦する必要があります。

 

とはいえ

 

人生経験が薄っぺらいのは

 

厳然たる事実としてあるわけで。

 

じゃあどうすればいいのか。

 

それは自分の考えをまとめる以外にありません。

 

教育すると言っても

 

それほどレパートリーはないと思います。

 

今思いつくところだと...

 

「喧嘩」

「ふてくされ」

「悔し泣き」

「冷やかし」

「怠慢」

 

これ以外にもあると思いますが

 

思い付くところだとこんな感じ。

 

例えば自分にパスが出てこないことにふてくされて

 

仲間がシュートを外した時に

 

必要以上に語気を強めたとき。

 

よくありますよね。

 

度々登場する僕が尊敬するKコーチは

 

練習を止めて話をしていました。

 

「一回集合して」

 

「チームメイトがシュートを外したときとか、パスをミスしたときはなんて声をかけてあげればいい?」

 

「どうすればミスをした子が次は頑張ろうって思えるかな?」

 

一人の子供が

 

「ドンマイ!次は頑張ろうとか?」

 

と言った直後に

 

「いいね!それでいこう!」

 

と言ってすぐにプレーに戻していました。

 

目的はあくまで強度の高い練習なので

 

余計な時間はかけたくないという意図も見えます。

 

説教じみて、しみったれた雰囲気になることを

 

嫌ったのも意図としてあるでしょう。

 

その後そのふてくされた子に

 

同じようなコーチングは聞かれず。

 

つまり効果てきめんです。

 

多分僕がやっても響きません。

 

「あの若造なんか言ってんぞ」

 

くらいに思われるかもしれません。

 

でもそれを見逃すことはもっとダメです。

 

今までの僕です。

 

子供だけの解決なんてあり得ません。

 

その子の発言力がずば抜けているならなおさら。

 

その場を取り仕切る大人にしか出来ません。

 

だからいざというときに

 

気の利いた事を言えるように

 

事前準備が大切です。

 

想定される状況を洗い出すことに加えて

 

自分が人生で大切にしていること

 

子供たちに伝えたいメッセージをまとめて

 

それを状況に合わせて使い分けることが必要になります。

 

子供たちに挑戦を説くからには

 

自分が挑戦しないと言葉に重みが出ません。

 

僕も今の考えをまとめて

 

何か事件が起きたときに

 

一旦止めて落ち着いて話をしたいです。

 

まあ絶対に声はうわずるし

 

視線が定まらないし

 

呼吸の仕方を忘れるほど緊張するとは思いますが。

 

でもそれを恥ずかしいと思う気持ちを捨てる必要があります。

 

でなければ子供を指導する大人は務まりません。

 

多分今の時代を引っ張るリーダーたちも

 

僕が子供のころの指導者や先生も

 

きっと同じことで悪戦苦闘したことでしょう。

 

だって「その場のノリ」が通用しませんから。

 

ぶっちゃけ新米指導者でもその場のノリでなんとかなる場面は多いです。

 

でも教育だけは日頃から感じた事を

 

しっかりメモしてシミュレーションしておかないと

 

とっさに気の利いた言葉は出てきません。

 

だから僕は新しくその作業にもこれから取りかかろうと思います。

 

それでは。