Road to 「my club」

マイクラブ設立を目指すコーチ達へ

感情を使うことで緊張と緩和をコントロール

組織か個か。

 

前回のテーマについて僕は

 

「組織が絶対的に優先されるべき」

 

という答えを出しました。

 

組織の利益を追求するために個が存在する。

 

例外として

 

組織の利益を追求するために個を優先してもいい

 

「条件」が揃った時に限って

 

個を優先してもいいという結論でした。

 

しかし、僕はそこでふと思いました。

 

「でも結局のところ、緊張感さえあれば組織を優先しようが個を優先しようが構わないのでは?」

 

と。

 

誰かを特別扱いしたとしても

 

緊張感がそこにあれば組織は問題なく回る

 

ということです。

 

「あの人は常に自分たちを監視してる」

 

という意識が組織員にあれば

 

リーダーが何をしようとも緊張は解けないと思います。

 

まあその状態に持って行くまでに

 

どうしても「組織優先」のマネジメントは必須になるとは思いますが。

 

いずれにしても「緊張感」さえあれば

 

極論マネジメントの方法論なんて何でもいい

 

というのが僕の今の考えです。

 

じゃあ、どうやって緊張感をコントロールするのか。

 

その手段の1つとして

 

「感情を使う」

 

ことが有効だと考えます。

 

これはあくまで

 

「計算された感情」

 

でなければなりません。

 

本能的に出た感情は博打にしかなりません。

 

状況に適していれば吉と出ますが

 

適していなければ逆効果になるかもしれません。

 

「今は緊張感が必要だから怒る」

 

とか

 

「今は緊張感がありすぎるから冗談を言っておどける」

 

とか。

 

感情を使うことで緊張と緩和を自在にコントロールすることが出来ます。

 

当たり前っちゃ当たり前なんですけどね。

 

ただ感情は緊張感の振れ幅を大きく左右します。

 

自分に激怒している気がないとしても

 

受け手からしたら

 

「うわあ、この人めちゃくちゃ怒ってる」

 

となる可能性もあります。

 

緊張感が過度に増えてしまうリスクもあります。

 

だから感情を使う機会は基本的に

 

勝負所に限ると考えた方が良いと思います。

 

逆もしかりです。

 

ジョークを言ってピエロになるのも

 

勝負所に限ると思います。

 

他にも緊張感をコントロールする方法として

 

「ルール」があると思いますが

 

それは感情よりも緊張感の振れ幅が小さいと思っています。

 

それについてはまたいつかの機会に。

 

少しずつではありますが

 

自分の中でロジックが組み上がっていくのを実感しています。

 

指導者は現場に立ってナンボですね。