Road to 「my club」

マイクラブ設立を目指すコーチ達へ

本日の学び:ブレイクスルー

木曜日から今日までの4日間。

 

僕は「コーチ人生のターニングポイントになった」

 

胸を張って言える程

 

大きな転換点を経験しました。

 

まずは木曜日のこと。

 

僕は低学年のスクールを担当しました。

 

ですが準備不足もあってグダグダに。

 

16人を半分に分けて8対8をやってしまいました。

 

経験上悪手だと知っているはずなのに

 

「試合って言われたから」

 

と安直に考えてしまいました。

 

当然ぐちゃぐちゃサッカーに。

 

その日のスクールは何の変哲もない

 

ただの公園なので

 

コートを広く取ることもできず。

 

一瞬でチームの代表に介入されてしまいました。

 

キツくお叱りも受けてしまい

 

「やっぱり自分にセンスはないのか...」

 

とかなり落ち込んでしまいました。

 

ですがその翌日のこと。

 

早くもリベンジの機会がやってきます。

 

今度は別のスクール。

 

人も違えば場所も違いますが

 

同じ「低学年」を担当しました。

 

そこで僕は「脱皮」をすることが出来ました。

 

前日のグダグダから一転

 

今度は僕が尊敬するKコーチの事前のアドバイスもあり

 

比較的スムーズに進行して

 

1時間をやりきることが出来ました。

 

まあ途中で助け船はありましたけど。

 

それでもコーチ人生で初めてと言って良いほどの

 

心地良い汗をかくことができました。

 

そして迎えた土日の合宿。

 

ここでも僕は失敗をします。

 

初日の4試合全てで

 

ほぼ何も残らない試合を

 

選手たちにさせてしまいました。

 

戦術ボードも使わずに

 

口頭で指示を出すのみで

 

選手には僕の意図が全く伝わらず。

 

試合前なのにだらけることを許容し

 

一方的な展開にも関わらず無言を貫く。

 

完全に僕の怠惰が原因で

 

つまらない試合になってしまいました。

 

その夜。

 

Kコーチと2人でお酒を飲みながら話をしました。

 

そこで僕は「ブレイクスルー」の大切さを学びました。

 

「苦手なことこそパーンと思い切りはじけてみると景色が変わる」

 

僕はその言葉に感銘を受け

 

次の日に早速殻を破る事を意識して

 

ベンチに立ちました。

 

僕が試合で苦手なのは

 

コーチング」です。

 

選手に厳しく言うところと

 

優しく言うところの

 

棲み分けが全く出来ずに

 

とにかく選手に媚びを売るように

 

褒めることしかしていませんでした。

 

だから僕は思い切って

 

とにかく選手の尻を叩きまくってみました。笑

 

「今の○○のところでしょ!」

「簡単に抜かれすぎ!」

「取られたらすぐに取り返そうよ!」

「ねえ!今休憩する時間!?」

 

僕の語彙が許す限り

 

とにかく叱咤しまくりました。

 

その結果...

 

 

 

めちゃめちゃ選手の動きが良くなりました。

 

 

 

普通反対だと思いますよね。

 

とにかくミスを許容して

 

「ナイスプレー」と褒めまくっていれば

 

全てが上手くいく。

 

ですが、僕が抱いていたそのポリシーは

 

幻想に過ぎないことが判明しました。

 

もちろんカテゴリーやレベルや

 

選手との関係性にもよりますけど

 

基本的にジュニアの年代の子たちは

 

自分で自分をモチベートするのは難しいと思います。

 

なので、絶対的にコーチの手助けが必要になります。

 

結果で見れば2日間であまり大差はないですが

 

選手たちの表情やプレーの熱量

 

には明らかに変化がありました。

 

昨日全く守備をしなかった1トップの選手が

 

疲労困憊のはずの4試合目で

 

CBに対して積極的な守備をしていたのには感動しました。

 

後はその守備を単発にせずに

 

上手く繋げて行けば

 

もっとチームとして高みに行けると確信しました。

 

僕はこの4日間で大きな成長を遂げることが出来ました。

 

それもこれも僕を支えてくれる

 

コーチ陣のみなさんや

 

可愛くてしょうがない子供たちのおかげですね。

 

また明日から

 

今度はジュニアユースの遠征に帯同するので

 

今日はこの辺で。