Road to 「my club」

マイクラブ設立を目指すコーチ達へ

学び続ける

 

 

「学ぶことを止めたら教えることを止めなければいけない」

 

 

 

これはJFAの指導教本にも載っている有名な言葉ですよね。

 

学び続けることが指導者の使命です。

 

ですが、学ぶことは非常にストレスです。

 

人生の大切な時間を使います。

 

ときには自分の価値観を壊す必要性にも迫られます。

 

しかも学んだことが即、実になるわけではありません。

 

学ぶことって本当に労力が要ります。

 

僕は何度も葛藤してきました。

 

学ぶ意欲はあるけど

 

目の前の楽しいことに流された経験も

 

数え切れないほどあります。

 

学ぶことにコンプレックスを抱いていた日々。

 

ですが、それは僕だけではありませんでした。

 

それが本日の学び。

 

皆さん「フットボール批評」の最新号読まれましたか?

 

その中に

 

「本質に従う外国人と原則に従う日本人」

 

というタイトルのコラムがあります。

 

著者はラトビアで指導者をやられている

 

中野遼太郎さん。

 

そのコラムの末尾に

 

不本意で面倒だけれども、指導者は学び続けなければならない」

 

と記述されています。

 

学べば学ぶほど、どんどん知らないことが増えていき

 

同時に、新しい理論が押し寄せてくる。

 

分からない自分を恥じながら

 

「俺が知っているのは、こうだから」

 

と言い切りたい気持ちを押し殺し

 

それでも学び続ける。

 

有名雑誌にコラムを寄稿するような人でも

 

「学ぶことの苦しみ」

 

に耐えながら学び続けている。

 

僕はその事実に親近感を覚えました。

 

学ぶことの大切さを知っていても

 

やっぱりコスパが悪いですから。

 

本で読んだ知識がそのまままるっと

 

定着すれば最高ですけどね。

 

でも実際はそうならないわけで。

 

「落としたものを拾って集める作業を延々と繰り返す」

 

なおかつ

 

「拾った物を料理する」

 

手間もかかります。

 

学んで、議論して、実践して、失敗して、反省して、学び直して...

 

いくつになっても熱心に学び続けているコーチの方々には

 

本当に頭が上がりません。

 

常にスポンジのような吸収力で。

 

でも実際にはスポンジほど吸収力は高くないので

 

吸収力はともかく

 

学ぶことに対する柔軟性においては

 

スポンジのようでありたいですね。

 

学ぶ意欲を駆り立てるために

 

各々で

 

「なぜ学ぶのか」

 

という目的を整理してみると良いかもしれません。