喧嘩の対処
みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
今回のテーマは「喧嘩」です。
コーチをされてる方の頭痛の種の1つと言ってもいいでしょう。
特に低学年の子供たちは、顔を合わせるなり喧嘩を始める子もいると思います。
最初に言ってしまうと、僕は喧嘩に対しては基本「ノータッチ」です。
その根拠をいくつかお話します。
まず1つ目の根拠は「自然消滅するから」です。
喧嘩なんて所詮一時の感情の高ぶりでしかありません。
最初から最後までずっと喧嘩しっぱなしというのは、余程仲が悪くない限りあり得ません。
絶対にどこかのタイミングでクールダウンが入ります。
そのきっかけは例えば片方がゴールを決めて上機嫌になって心もオープンになったり
どちらからともなく謝って仲直りしたり
片方がもう片方の父親にチクって怒られたり。笑←これはあんまり平和ではありませんね。笑
コーチが出来ることは実は限られています。
コーチは裁判官でも神様でもありません。
喧嘩の善悪を判断するなんてことは不可能です。
善悪を下せるとすればそれは「一方的な暴力」のみでしょう。
喧嘩というのは基本的に両成敗です。
なので子供達がたとえ自分の善のみを主張してきたとしても、僕たちに出来るのは「2人とも謝ろうね」くらいのものです。
そこで「どちらが良い悪い」と言ってしまうのは、片方の子供を追い詰めることになって危険です。
2つ目の根拠として「喧嘩があるというのは存外健全」という考えがあるからです。
もちろん超えてはいけない一線はあります。
頭を蹴っ飛ばすなど直接命に関わるような暴力を振るったり
「死ね」「殺す」とかチームメイトに向けるべきではない言葉を使ったり。(そのような子にはピッチの外に出てもらいます)
そのような場合を除いて殴る・蹴るなどの喧嘩は至って健全だと思います。
だってお互いに相手を殴りたい程の怒りを感じているのに、それを抑圧してまで、表面的に仲良くすることに何の意味もないからです。
それは大人の付き合い方であって、子供たちは気に入らないことや自分の価値観にそぐわないことに関しては、怒りを露わにする権利があると思っています。
まあこれを馬鹿正直に保護者に話せば非難轟々でしょうが。笑
「喧嘩するほど仲が良い」というのは案外的を射ています。
お互いに感情をぶつけ合うことなんて、一生のうちでも子供のときくらいです。
もちろん喧嘩が長引けばどこかのタイミングで止めには入ります。それまでスルーです。
まだまだ書けそうなので次回に持ち越します。